一周目を終えたばかりで意味わからないことが沢山あったあの頃の私に捧げるQ&A
前回記事でCODMWキャンペーンのストーリーについて解説しました。
ボーッと一周するだけではなかなか理解しにくいこの物語。
キャンペーン三周して、ネットを調べてコールオブデューティモダンウォーフェアのモデルとなったと思われる(※勝手な解釈。前回記事参照)チェチェンを調べあげたこのわたくしが、一周目では分からなかった様々な疑問点について一問一答形式で答えていこうと思います。
注意事項
- ネタバレ含みますので、一周目終えてない方は、クリアしてからご覧ください。
- 公式見解ではなく、あくまで私的な見解ですので、御了承ください。
では、よろしくお願いします!
Q:カイル・ギャリックって警察官なの?
本職はプライス大尉と同じくイギリスSAS所属の特殊部隊隊員です。物語冒頭では、テロ活動防止のために出向かなにかの形式で一時的にロンドン警視庁に所属していたため、巡査と言われていたようです。最初、カイルの立ち位置がよく分からず、こいつは警官のくせになんで極秘情報持ってたりしれっとSASになるんだよ、って思ってましたが、元々SAS隊員だったというわけなんですね。
Q:プライス達イギリスとアレックス達アメリカは連合軍なの?
まぁ、そんなところです。世界の安定を裏から支えるタスクフォースみたいな感じでしょう。アメリカCIA、イギリスSASが合同で動いているようです。作戦によってはアメリカ海兵隊も加わったりしますが、その場合は、公式な作戦の場合のみです。国の公式な承認を得ずに実行する非公式作戦の場合は、アメリカ海兵隊は加わりません。海兵隊のノリス大佐は融通のきかない人物のような描写されてますが、彼の管掌する組織を考えると致し方ないですよね。
Q:冒頭で毒ガスを横取りした暴徒はハディル?
そうです。
Q:なぜハディルは毒ガスを盗んだの?
ハディルがアルカターラと手を組んだことが判明した際、ファラはこう言います。
「ハディルは自由に戦いたがっていた。その結果がこれだ…_| ̄|○」
ULFはファラの考えが色濃く反映された組織です。ファラは毒ガスや拷問、無差別テロに反対しています。ロシアやアルカターラの悪行に苦しむウルジクスタンの民衆を救い、平和な祖国を取り戻すために戦う軍だと考えています。ファラの「アルカターラもロシアも同じだ。」というセリフからもそれが分かります。
一方、ハディルは少し異なるようです。彼の行動原理は妹のファラを救うこと。ファラはロシアから祖国を取り戻すために戦っていると理解しています。しかし、上述したようなもっと深いところでファラの考えを理解していないのです。とにかくロシアを追い出せればいいと考えているのです。なので、そのためには手段は選ばずやりたい。それがファラの「ハディルは自由に戦いたがっていた」という発言につながります。ハディルは毒ガスだろうが、拷問だろうが厭わず突き進むことがエピソードから分かります。毒ガス使ったり、終盤のバルコフの一族を拷問する場面などですね。なので、ハディルはULFではなく、手段を選ばないアルカターラという組織を使ってロシアと戦おうとしたのですね。それが妹のためになると思ってのことではあるのですが。まぁ、振り回される周りの人達はイライラするのも分かります。ファラは絶縁するって言ってますし、カイルもブチ切れてますもんね。
Q:アルカターラとULFとロシアの関係性がよく分からん
これは前回記事の相関図で理解できると思います。
CoD:MW(コールオブデューティー)キャンペーンのストーリーを関係図で解説! - ワックくんのブログ
Q:ハディルとファラの幼少期エピソードで、最後ハディルがファラに危険な役回り任せたのはなぜ?あそこは携帯係はファラがやるべきじゃない?
直前に、ハディルはガスマスクを外されて毒ガスを吸ってしまいます。そこからハディルは少し咳き込んでいるようです。お咳き込みながら敵兵士の近くに寄れないので、やむなくファラに任せたものとみてとれます。
Q:エンディングで突然ロシアと西側諸国が仲良くなってるけど、あれはなんなの?
ロシア内にもいろいろな派閥があって、直前まで西側が戦っていたのはロシアというよりバルコフ派閥なんですね。さらに言うと、直接戦っていたのはあくまでULF。西側とロシアが直接戦っていたことなどはない訳です。なので、最後の場面では、西側とロシアの共通敵であるイスラム過激派アルカターラを討伐する目的、タスクフォースとして手を組んでいるのですね。
Q:散々ロシアを引っ掻き回したハディルがロシアに引き渡された後、どうしてロシアのお偉いさんに気に入られてるの?
バルコフと違う勢力の派閥に取り込まれたということなんだと思います。でも、意味もなくキャラだけで気に入られることなどありません。ロシアのその派閥からして、ハディルは使えると思われたから庇護されているのです。
では、何に使おうとしているのか?
おそらく、これからのウルジクスタン統治に向けてハディルをロシアの傀儡に使おうとしているのではないでしょうか。ウルジクスタンの民衆からするとハディルはULF幹部であり、英雄です。バルコフ亡き後、ウルジクスタンで力をつけていくのはULFとなるでしょう。そのとき、ULFの中心メンバーであり、おそらく民衆の支持もあるハディルは、ロシアにとってウルジクスタン統治の切り札となる駒となりえます。次回作が今回の続きになるのであれば、おそらくウルジクスタンを舞台としたファラとハディルの兄妹喧嘩がメインストーリーになるのではないかと睨んでいます。ウルジクスタンは反ロシアの穏健グループファラ派と、親ロシアの過激グループハディル派、そして国内に未だ潜むイスラム過激派組織アルカターラ、この三つ巴の戦いとなるのではないでしょうか??ファラとハディルの哀しい戦いに胸を痛めることになると予言しておきましょう。
Q:エンディングでソープとかザカエフとかシェパードとか懐かしい名前出てきたけど、時系列おかしくね?
過去のコールオブデューティ作とは直接的な関係はないのが今作codmwだということです。要は、過去作とは世界線の異なる並行世界のイフもしも的な話だということですね。なので、同じキャラが出てきますが、歴史は異なっているというわけです。シェパードもこの世界では善人なのかもしれませんね。そして、次回作ではお別れしたと思っていたソープと再び会えるのかも!楽しみです。