前回記事でガチアサリが複雑である要因について掘り下げました。
今回は、それを前提として、なぜガチアサリは逆転が多いのか、それを踏まえてどう立ち回ればよいのか、ということをテーマに書いてまいります。
ガチアサリは逆転しやすい
ガチアサリはルール上、負けてるチームが逆転しやすいです。理由は、前回テーマとした複雑なスペシャル増加条件の存在が引き起こす戦場のカオス化。
このため、カウントリードをとったとしても逃げ切りが難しくなります。
そう。だから、たとえ初手大量リード取られたとしても萎えることはないのです!
画像は初手65点取られている萎えイカちゃん
とは言え、こちらが初手ゴールするなら単発ではなく、大量リードを取らないとだめです。
まずは初手、初動の動きから書いていきます。
なぜ初手で単発ゴールが悪手だと言われているのか
ガチアサリは逆転しやすく、負けている側に有利です。
負けていると勝手にスペシャルが溜まっていきます。そうすると、次にゴールを決める時、チーム全員が一定のスペシャル溜まった状態でゴールを開ける場面を作りやすくなります。そうなると、大量得点のチャンスが生まれます。そのチャンスを活かし、スペシャル合わせて敵を全滅させて大量ゴール奪ってしまえば、かなりのアドバンテージが取れるのです。
それが故に初手の単発ゴールは悪手となります。
具体的な例で説明します。
具体的な例
初手で単発ゴールで終わってカウントは
80対100
この次の展開はどうなるか。
- 敵にスペシャルが溜まり出します
- ワビアサリが生まれます
グズグズしているうちに敵複数がスペシャル発動できるようになり、スペシャル打開が始まります。
スペシャル打開を喰らうと味方チームは全滅しがちです。
ワビアサリも決められて、大量得点されます。
80対100
↓
80対40
こんなことが起こりやすくなるのです。
初手単発ゴールが悪手であるのはそのような理由からです。
ただし、単発ゴール全てが悪手ということではありません。
たとえば、カウントリードしているときに単発決めることはOKです。点差を広げられますので。どうせ勝ってますからね。
また、ゴールを開けたら敵も防衛に人数割かないといけないですので時間稼ぎにもなります。ゴールを開けてる間はスペシャルはどちらのチームも自動では溜まりませんし。敵がデカアサリを保有している状況であるならば、それを捨てさせるチャンスにもなります。
よって、リード時に味方が裏抜けして単発ゴール決めたとき、自分がするべきことは
- 無理して敵ゴールに向かわず、敵前線を下げることを優先すること
- とりわけ敵のデカアサリ持ちを落とすこと
- ゴール閉まった後に有利状況を作るためにデカアサリを作ること
このあたりを意識して動くのが良いです。
さて、話を戻しますが、残り時間がそれなりにある状況で初手単発ゴール決められた後に、カウンターで微妙な点差で逆転してしまうこともあります。
これも悪手です。
カウント逆転するのであれば、味方とスペシャル溜まるのを待って敵を殲滅して大量得点したいところです。それができないならカウントリードされたままの方が良いです。
たとえば、
自チーム100対80
↓
81対80
となるのと
77対80
となるのとで、どちらが好ましいか。
残り時間を置いといて言えば、81対80の方が好ましいです。
なぜか。
カウントリードとってないからです。
”リードを取らなければ”有利状況が継続します。(スペシャル増加条件)
序盤で100対80の状況から、無理矢理デカアサリ決めてゴール開けて、別の味方がもう一人突っ込んで小アサリを一個入れてリード奪ってデスする、というのはありがちな光景。
ですが、これはナイスではないのです。
100対80になった場合どうすべきか
- カウントリードしている側
相手の打開を防がなければなりません。
時間をかけると不利になります。
可及的速やかに敵をキルしてスペシャルを抱え落ちさせ、人数有利をとる必要があります。難しい状況に置かれていると認識すべきです。
人数有利がとれたら、デカアサリを作り、こちらにスペシャルが溜まる有利状況を作り、スペシャルを使って一気に敵ゴールに攻め入ります。
敵を殲滅して大量追加得点を決めることが目標となります。
このあたりの動き、まさにエリアとヤグラのミックスルールだというところが出てると思います。はじめの動きはエリアの抑えシーン。次に移行するのはヤグラ。カンモン突破シーンと似てますよね。
ガチアサリの立ち回りが難しいのは、こういう場面です。抑え(敵打開の防衛)のあと攻撃が始まる状況変化を理解できるかがカウントリード側のカギですね。
- カウントビハインドしている側
チャンスタイムです。
スペシャルを溜めて、一気に敵を殲滅するチャンスです。
カウントビハインドしていれば、1秒につき3スペシャルポイントが溜まります。
ちなみに、わたしのハイカスの場合、1試合の平均塗りポイントは900から1,000くらい。
1試合5分300秒換算で、60秒で180から200塗りポイントが溜まっている計算。
そこから考えると、目安30秒デスせずに立ち回れば、スペシャルが完全に溜まるのです。
- 30秒✖️3=90ポイント
- 30秒分の塗りポイント=90ポイント
- 合計180ポイント
塗りの弱いハイカスでこれなので、その他ブキなら30秒かからないくらいだと思います。
前回記事でも、スペシャル溜める側も抱え落ち狙う側も30秒が目安だと書きましたが、その理由は今書いたことにあります。
ここで絶対にやってはいけないことは、焦って突っ込んでのデスです。せっかくのチャンスタイムがふいに終わるきっかけとなります。焦らず、盤面を整えて、アサリを集めて、スペシャルをためれば、自ずと大量リードチャンスが訪れます。
特に注意したいのは、敵オールや3枚落としなどした圧倒的有利状況のときです。そういうときこそ、焦ってはだめです。準備を整えましょう。準備が整ってから、一気にいくのです。
まとめると、チャンスタイムでとやるべきこと、行動方針は、
- 焦らず生存
- デカアサリは作らないまでも作れるくらい小アサリを保有
- チーム全員が目安30秒弱生き残る
- 準備が整ったらデカアサリを作る
これらができれば、以下が可能となります。
全員で敵ゴール周辺に集まり、スペシャル打開→敵を殲滅して大量得点
リードされているからといって焦って突っ込んでデスしてはいけないてすし、焦ってデカアサリ作って狙われやすくなってデスしてしまうのも良くない。
リードされている側は、焦らず、じっくり、がポイントです。
これは、エリアをイメージしていただくと良いかと思います。エリアの打開シーンと似てますよね。
ということで、逆転をテーマにした第二回はここまでといたします。
ガチアサリは逆転しやすいルールだからこそ、リード取っても安心できないですし、逆にリード取られても諦める必要はない、ということが伝われば幸いです。
次回は、ガチアサリにおいて重要な延長戦をテーマに語ります。