ガチアサリ ウデマエXになれたハイカス立ち回り vol1 ガチアサリはヤグラ×エリアで理解する

ガチアサリ、勝てないですよね?

立ち回り、難しいですよね?

 

私もこの一年、ずっともがき苦しんでおりました。

 

が、しかし!

 

先日、ついにウデマエXに昇格できました!

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スプラ始めて約三年。

プレー時間にして約2,300時間。

 


長かったです…。

 


ガチホコ、ガチヤグラ、ガチエリアの三ルールX達成したのが2019年末のこと。

 


そこから一年かけてようやくガチアサリもウデマエXに辿り着いたのです。

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ガチアサリ、大変だった…。

 


この一年の軌跡はアメブロの記事にまとめたので、ご興味ある方はそちらをご覧いただければと思います。

ameblo.jp

 
今回の記事では、ガチアサリXになれたことを振り返り、ガチアサリの立ち回りについて考え方をお伝えしてまいります。

 

 

ガチマのガチアサリって味方と動きが合わないですが、この記事を読んでいただければ、味方と合わせられるようになるかもしれません!

 


何回かに分けて投稿して参ります。

 初回は一番重要だと思うところから。

ガチアサリの立ち回りの前提となるルール理解についてです。

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ガチアサリで勝つために理解すべき事柄

逆転が起きやすい=負けてる方が有利

 ↓

有利状況、不利状況の見極めが難しい

 ↓

味方と意思統一が図りにくい

動きがバラバラになる

 

 

これがガチアサリの特徴です。

 

 

ここで重要なのは、「有利状況、不利状況の見極めが難しい」という点です。

 

 

裏を返すとガチアサリにおいて「有利状況、不利状況を見極めることができれば、適切な行動をとれるようになる」のです。

 

 

ガチアサリはなぜ有利状況、不利状況の見極めが難しいのか

エリアやヤグラ、ホコは打開と抑え、もしくは攻めと守りが非常に分かりやすいので、ガチマでも味方と意思疎通しやすいです。

 

 

ガチアサリは違います。

 

 

いま、攻めなのか、守りなのか、打開なのか、抑えなのか、分かりにくいです。

 

  

だから、本来攻めるべきときに守ったり、守るへきときに攻めたりする味方がいて、動きがかみ合わないのです。

 


なぜか。

 

 

一番大きな要因は、スペシャル増加条件の複雑さにあります。

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これが難しいため、攻守の見極めが難解となるのです。

 

 

他のルールは分かりやすいです。

それぞれ例に挙げます。

 

エリアのとき

エリアを取られている劣勢チームにスペシャルが溜まっていきます。

劣勢チームは、いまは耐えるべきときだと考え、スペシャルが溜まるのを待って、味方と合わせて「打開」をしようとします。いわゆるスペシャル打開です。この考え方は、一般的に浸透しており、状況把握がわかりやすいため、味方と動きが合いやすくなります。

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攻勢のチームは、今は「抑え」のときだと考え、敵の打開を防ぐべく行動します。これも状況把握がしやすいので、味方と動きは合いやすくなります。

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ヤグラのとき

ヤグラに乗っている攻勢チームにスペシャルが溜まっていきます。

ただし、ヤグラ乗りが狙われやすいので、攻勢チームは悠長にスペシャルを溜めるというよりは、ヤグラを守りながらヤグラを進めます。ヤグラを進めるために、前衛はヤグラの前に出て防衛側と戦い、後衛はヤグラに乗るか、ヤグラ周辺を護衛します。

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劣勢チームは、ヤグラを止めるため、とりわけカンモン突破を防ぐべく、そこの周辺防御を固め、待ち構え、迎え撃ちます。

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なお、ヤグラに乗るのは人数有利とれてからがセオリーですが、これはヤグラ乗りの戦闘力が激減することが理由です。安易に乗るとやられるので、やられにくい状況を確保してから乗るようにするのですね。乗り側にスペシャル溜まるのはそういったゲームデザインが背景にあると言えます。

 

 

ホコのとき

ホコを持っていない劣勢チームにスペシャルが溜まっていきます。

ヤグラ同様、ホコを進ませるために前衛はホコより前に出てホコが進む道を確保しようとし、後衛はホコを持つか、ホコ持ちを護衛する形でホコを前に進めます。

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守る側はホコを進ませないよう、デスしないよう、注意して防衛します。前衛は、前に詰めてくる相手陣営と戦い、後衛は前衛カバーをしつつ、ホコの通り道に照準を定め、ホコが進むのを止めようとします。

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ホコはヤグラと異なり、ホコを持たれている側にスペシャルが溜まります。これは、ヤグラと違ってホコ持ちの戦闘力が増すからです。しかし、ホコが強くなるとは言え、その強さは後衛的な強さです。よく言われるのはエクスプロッシャーと似ているということですね。たしかにホコはエクスプロッシャーを強化したような性能と言えます。

とは言え、ホコも安易には持ちません。人数有利とって安全に進める状況が整ってから持つのがセオリーです。これは、安易に持つと、相手にスペシャルが溜まり出すことが大きな理由の一つです。また、ホコは後衛なので、前線を押し上げる力が弱く試合が膠着しやすくなります。ホコ持ちが長く生存し、膠着するほどホコ持ち側が不利になるゲームデザインとなっているのですね。

 

 

このように、三ルールは、攻めと守りとスペシャルの溜まり方がシンプルなので、動き方がセオリー化しており、味方と動きを合わせやすいのです。 

 

 

ガチアサリはどうか

ガチアサリは、三ルールと違い、スペシャルの溜まり方が複雑な仕様となっています。これがネックとなり、今攻めるべき時なのか、守るべき時なのかがわかりにくくなっています。結果、動きがセオリー化しておらず、味方と動きが合わないのです。

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ガチアサリのスペシャル増加条件

ガチアサリでは、二つの条件の組み合わせによりスペシャル増加チームが変化します。

  1. ガチアサリ(以下デカアサリと呼びます)保有有無
  2. カウント差 

※スペシャルポイントの増加数は1秒あたり3ポイントです。 

 

  1. デカアサリ保有観点
デカアサリとスペシャル増加
敵デカアサリ保有あり 敵デカアサリ保有なし
味方デカアサリ保有あり どちらも溜まらない 味方のみ溜まる
味方デカアサリ保有なし 敵のみ溜まる どちらも溜まらない

 

 

  1. カウント観点
カウント差とスペシャル増加
カウントリード 敵のみ溜まる
カウント同点 どちらも溜まらない
カウントビハインド 味方のみ溜まる

 

 

これが基本です。

 

私が思うに、ガチアサリのルールは、ヤグラ+エリアのミックスルールであり、ルールの強さは、ヤグラ>エリアです。

 

 

ここでいうヤグラはデカアサリのことであり、エリアはカウントのことです。

 

  • ヤグラに乗る=デカアサリを持つ
  • ヤグラに乗っているチームにスペシャルが溜まる=デカアサリを持っているチームにスペシャルが溜まる

 

  • エリアを取る=アサリカウントリードする
  • エリアを取られているチームにスペシャルが溜まる=アサリカウントビハインドしているチームにスペシャルが溜まる

 

 

で、ヤグラ>エリアというのが、上記の条件の掛け合わせになったとき、どちらが優先されるかということなのですが、それがヤグラルールでいうところのデカアサリ保有有無が優先適用されるということになります。

 


参考までに、このあたりの仕様を検証された動画をシェアします。

youtu.be

 


ここでクイズ

1問目
  • カウントリードしている状況で味方がデカアサリを持ちました。さて、スペシャル溜まるのはどっち?

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答え

 

↓ 

 

 

味方


カウントリードしている状況だけだと、敵スペシャルが溜まるのですが、デカアサリを自チームが保有していることにより、味方にスペシャルが溜まるようになります。

ヤグラ>エリアの法則です。エリアよりも強いヤグラルールが適用されるのです。 

 

 

2問目

カウントリードしている状況で味方も敵もデカアサリを持ちました。さて、スペシャル溜まるのはどっち?

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答え

 

↓ 

 

 

 
敵も味方もデカアサリを持っているのでヤグラルール観点では打ち消しあい、スペシャルは双方溜まらないのですが、次に適用されるエリアルール観点により、カウントビハインドしている敵にスペシャルが溜まる状況となります。

  

 

さて、この2問目の状況のとき、味方のデカアサリはどうすべきか

私がデカアサリ持っていた場合は、デカアサリを投げ捨て消してしまいます。そしてとにかく敵を倒す。特にデカアサリ持ちの敵を狙います。

 


なぜか。

 


デカアサリ持っていると位置バレして不利になるからです。ヤグラに乗って戦っているのと同じような状況となります。

 


状況的に、こちらがデカアサリを持っていようがいまいが敵スペシャルが溜まる状況である以上、不利になるデカアサリを持って戦う事は状況を悪化させることが多くなります。

 


モタモタしているうちにスペシャル打開を許してしまう一刻の猶予も許されない状況。ですので、キルを優先して敵打開を失敗させるためにデカアサリを捨ててキルを狙いにいくのです。

なお、デカアサリは味方に拾われると厄介なので、水に落とすなどして完全に消去します。

 

この場面で重要なのは、デカアサリを捨てることにより、擬似的に人数有利状況を作り敵をキルして状況を良くすることです。

敵はデカアサリを持っているため戦闘力が下がっており、有利状況です。ですので、敵にスペシャルが溜まる前に抱え落ちさせることが目標となります。時間をかけると敵にスペシャルが溜まってしまうので目安は30秒以内です。

 

 

 順番が前後しますが、

1問目の状況のとき(カウントリードしている状況でデカアサリを持った)どう立ち回るか
  • 自分が持った場合

自陣に引き気味で生存優先で立ち回ります。生存していればスペシャルが溜まるので、有利状況をキープ出来ます

 

  • 味方が持った場合

守れるポジションにいれば、守ってあげます。ただ、デカアサリ持ちを守るのに無理をしてデスをすると本末転倒なので、生存を優先します。

 

デカアサリ持ちがパブロなどの場合、単発シュートを狙いに行くことが多いですが、その場合は無理に援護しなくて良いです。単発で終わらせてOKです。

スペシャル溜まっていない状況では敵を殲滅しきれないことが多いため、安易にゴールに向かってデスすると、カウンターのピンチを迎えることとなります。

敵はカウントビハインドしているため、スペシャルが溜まる状況です。仮に味方がオール取られてしまうと、塗りとカウントビハインドポイントにより、敵全員にスペシャルが溜まり、最も避けるべきスペシャル打開が始まることとなります。

 


ここまでの考えをもとに、次は敵にゴールを決められた後、自陣ゴール下に落とされるデカアサリ(以下ワビアサリと呼びます)について解説します。

 

ワビアサリを持つときと持ってはいけないとき

ワビアサリを持つべきタイミングと、絶対持ってはいけないタイミングがあります。

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持つべきタイミング
  • カウントリードしていて
  • 敵がデカアサリを持っておらず
  • 敵のアサリ保有数も少なく
  • 敵ワビアサリも無く
  • 味方がしばらくデカアサリを作れなそうなとき


このときはワビアサリを持って良いタイミングと考えます。

 

カウントリードしている=敵にスペシャルが溜まる

味方がしばらくデカアサリを持てない=敵にスペシャルが溜まる状況が長くなる

ワビアサリを持てば味方にスペシャルが溜まる状況に変えられる

 

敵がデカアサリをしばらく持てない=味方にスペシャルが溜まる状況を変えられない

 

以上の考えです。

持たなければ、敵にスペシャルが溜まるので打開状況となりますが、持つことで逆にこちらにスペシャルが溜まるので有利状況、少なくとも敵を牽制できる状況となります。

 

ですので、この場面は躊躇なく、速やかに、ワビアサリを持つことがポイントです。

 

 

持つべきではないタイミング
  • 自チームがカウントビハインドしていて
  • 敵がデカアサリを持っていないとき

 

このタイミングで持つ事は基本的に状況が悪化するだけなので、持ったらダメです。

 

ここまででスペシャルの増加条件を理解していればわかると思うのですが、この場面はデカアサリを持っても持たなくても自チームにスペシャルが溜まる状況です。デカアサリを持つことはヤグラに乗るようなことなので、基本的に不利になります。

よって、この場面でワビアサリを持ってはいけない、ということとなります。カウントビハインドしているから、焦ってワビアサリを持つ人がたまにいますが、あれは良くないです。

 


しかし、敵がデカアサリを持った場合、すぐにこちらがデカアサリを作れなそうであれば、ワビアサリを持つべきです。

このタイミングで持つことにより、スペシャルが溜まるチームが敵から味方に移ります。不利状況を有利状況へ変えることが可能となります。

 ※これらは、人数状況や味方の位置など一旦置いといての原則的な考え方です。

 

 

以上を理解できると、今は有利状況なのか、不利状況なのか。どうしたら状況を変えられるのかが分かってきます。

 


それが分かれば、その状況に合わせて適した動き、立ち回りをすることができるわけです。

 


繰り返しますが、ガチアサリは複雑であり、複雑にしているかなりの要素がスペシャルの溜まり方の複雑さです。

 


しかし、その複雑さを、

 

ガチアサリは

  • ヤグラとエリアの掛け合わせたルール
  • ルールの適用順はヤグラ>エリア

と理解すれば、意外とわかりやすくなるのではないでしょうか。

 


あ、いま、ヤグラ乗られたな。ヤグラ乗りを落とそう。

あ、いま、エリア取られてて打開のタイミングだな。生存してスペシャル溜めて打開しよう。

 

などと、ヤグラやエリアに置き換えてガチアサリの試合状況を理解することができれば、複雑なガチアサリの状況把握を正確にとらえ、それに適した立ち回りを選択することが可能となります。

 

 

私は、こういう理解の仕方を発見したことにより、ガチアサリの動き方を深く理解できたように感じています。

 


今回はガチアサリを複雑にしているルールについて取り上げました。

 


次回はそれを踏まえて逆転が起こりやすいことをもう少し掘り下げて考えてみます。